8月11日佐賀1R、いつものように出遅れて、
大差での殿入線であるにも拘らず
いつまでも引き揚げて来ないので不安になり、
遠くから見守っていましたが…
ようやく帰って来た時は脚を引きずっているようでした。
2日後に知った検査の結果は、
「骨折」という…最悪のものでした。
2度目の能検の時と同様、
激しい雨のドロドロの不良馬場の中、
想像を絶する脚の痛みに耐えながら、
最後まで走ったのだと思うと涙が止まりません。
そして、馬装を解かれ脚を引きずるようにして
厩舎へと帰る姿を見たのが最後となりました。
生産者であり、馬主でもあった牧場の方は、
脚元の弱かった母ダイイチカネクラの事を想い
お腹にいる頃は、骨を強くする為の飼料を色々と考えて
高価であっても食べさせていたそうです。
その母ダイイチカネクラも5月に逝ってしまい…
カネクラグッドオーは最後の仔でもありました。
けれど…牧場の方の愛情は
「どんなに離されても最後まで走る!」という
精神の強さとなって実を結びました。
立派な「薩摩隼人」であったと思います。
仔馬の頃から会いに行き、無事デビューを果たしながら
2才での僅か5戦で、もう姿を見る事が出来なくなり、
悲しい想いでいたけれど…
カネクラグッドオーの全兄ダイハチの横断幕を作って
コロナ禍の無観客開催の為、
BAOOに出向いてその横断幕を掲げて下さり、
弟の分まで新たに作って応援して下さった方に励まされました。
図らずも…兄と同じ運命を辿ってしまった事に
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
カネクラグッドオー、ダイハチを応援して下さった
明和東さんとご友人に、心から感謝の意を表します。
本当にありがとうございました。
これからも、雨の不良馬場でレースが行われる日、
観客の視線がゴール前に集まる頃、
やっと4角を回って直線に向かってやって来るであろう
カネクラグッドオーの姿を探し続けます。
明和東さんへ
「活躍もしていない馬の横断幕まで作って応援して下さり、
本当にありがとうございました。
このような結果になり、申し訳なく言葉もありませんが、
この仔達は幸せでした。」 生産者・馬主/ 服部牧場
「僕もお兄ちゃんも、この横断幕の為に生まれてきました。
応援ありがとう」 カネクラグッドオー
写真/
〈上〉BAOOに掲げられたダイハチの横断幕
〈下〉カネクラグッドオーの横断幕(尻尾の形は兄と同じ)
以下の対応が可能です。
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