マスター「クロワデュノールで◎◎◎だな」
ガミ「それだけ素質が抜きん出てるっす」
オレ「う~ん、そうとも言えないぞ」
マスター「おいおい、また重箱の隅を突いて失敗する手か?」
オレ「前走よりドーンと落ち着いているのが気になる」
ガミ「それは貫禄が出たんじゃないっすか」
マスター「そう言うことだろ」
オレ「他の馬の成長に期待する気持ちが湧いて来たんだ」
ガミ「それほど成長した馬がいるんすか?」
マスター「よせよせ、それを世間では無駄な労力って言うんだ」
オレ「3頭もいる」
ガミ「ええっ!デュノールを負かしそうな馬が3頭も?」
オレ「2エリキング・8ジーティアダマン・9ピコチャンブラックだな」
マスター「おいおい、無理してねぇか?」
ガミ「それで決まったら一大事っす」
2エリキング(川田・中内田)は、栗東のCWコース(一週前)でデュノールを上回るとてつもない時計で順調な仕上がりを見せた。骨折明けの不安は微塵も感じられない。3頭併せの内から前を行く2頭を追い掛けて直線を向くとすぐにスピードを上げてグイグイ前に迫りあっという間に抜き去って行った。追出した時の迫力のあるフットワークは素晴らしいものがあった。8ジーティアダマン(岩田望・上村)もCWコースで時計は2頭に劣ったが十分に仕上がった動きを見せた。やはり3頭併せの内から前を行く2頭を追い掛けて直線を向くとすぐに追い付きこちらもあっという間に抜き去って行った。この時の前肢の動きは躍動感があり回転が素早いのと膝の上りが高いのが特に目に付いた。絶好調と言えるのでは無いか。9ピコチャンブラックは一頭だけ最終追切り(美浦W)を木曜日に行って好時計をマークした。それよりも一週前の追い切りが素晴らしいものだった。かなり前を行く2頭を最終コーナーで捕まえて直線を向くと並ぶ間もなく抜き去って行った。この時の走りは軽やかでまるで宙を浮いているように映った。こちらも絶好調で本番に臨める態勢を整えたと言って良いと思われる。主役であるクロワデュノール(北村友・斉藤崇)は一週前追切りで仕上げている。前を行く僚馬2頭の間に割り込んでコーナーを回り、直線を向くとスピードを上げて抜け出し最後は頭一つ出ていた。安定感のある落ち着いた動きだったが時計を見ると素晴らしい数字が出ていてさすがに2歳王者の風格が漂っていた。 続く
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