週刊ベースボールONLINE

ひそやかに引退、それでも私には大切な馬
2021/03/14 09:28

昨日の阪神スプリングJ、
メイショウダッサイが見事な勝利を収めました。

このレース、
本来ならブライトクォーツ君も出るはずでしたが、
屈腱炎を発症し、特別大きなニュースにもならずに、ひっそりと引退することになりました。

ブライトクォーツ君との出会いは2019年。
現地観戦していたパドックで、
ひときわ元気に、前を向いて瞳を輝かせて歩いている馬がいて、
それがブライトクォーツ君でした。

「この馬が勝つよ」
友達にポツリと言った一言。
ブライトクォーツ君は、このレースで現役最初の1勝目をあげたのです。
以来、ずっと応援していました。

それまで、28戦0勝。
荒川厩舎のスタッフたちは、
あきらめずにブライトクォーツ君を育ててくれたのです。
そして29戦目。
障害に活路を見出だし、本領を発揮し始めました。

以前、荒川厩舎のスタッフにインタビューした記事を読みました。
ブライトクォーツ君を支え、
励まし、信じ、
皆の努力とブライトクォーツ君のがんばりで1勝し、
さらに障害で馬券に絡むレースをするようになった軌跡が、
それはもう愛情たっぷりで泣けてくるほどでした。

そんなブライトクォーツ君が屈腱炎になり、ひそやかに引退することになったのです。

オジュウチョウサンに続くのは、ブライトクォーツ君だ!と思っていた私は、
残念で仕方ありません。

ただ、レース前にわかって、命があることは本当によかったと思っています。

今後は乗馬になる予定だそうです。
まずは足をしっかり治してほしい。

いつか、
あの日のように瞳を輝かせて、元気に歩けるようになったブライトクォーツ君を見れるといいな、って思います。

35戦1勝。
おつかれさま、よくがんばったね。

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