リバティアイランドと言えば、あの前髪のおさげ。日刊スポーツの記事によると、助手の奥さんが三つ編みにしたという。「強い強いって言われるけど、かわいい女の子なんだよ」という気持ちを込めているという。そしてその記事にはリバティアイランドの顔を正面から撮った写真があり、その頭上には何とも素朴な三つ編みが認められた。洗練されてない三つ編みがよく似合い、微笑ましかった。
そして偶然見たリバティアイランドの動画。マスコミの取材を受けているリバティ。厩務員さんと思われる方が記者とやり取りをする間、睡魔と戦うリバティ。瞼が重そうで今にもくっつきそう。「ちょっと眠そうですね」なんて言われながら、なんとか起きてる感じだったが、終に睡魔に負けていびきをかき始めた!「あれ、まさか眠っちゃったの!?」と言われると、「寝てません!」と言わんばかりに目をパッチリ開けるリバティ。なんて人間味溢れる馬なんだと、増々好きになった。
コンビを組む川田騎手はリバティアイランドを「お嬢さん」と呼び掛けていたが、リバティは「お嬢さん」というガラではないと感じていた。リンゴのホッペの田舎娘の花ちゃんといった印象。田舎娘は野山を駆け回り、逞しくて運動神経抜群。そして都会の子供をからかったりする。桜花賞ではスタートした後、なかなか前に進まず鞍上の川田さんをヒヤヒヤさせた。しかし勝負所に来たら、目を瞠るような豪脚を見せて「この子たちはアタシの相手じゃないわ」と鮮やかに勝って見せた。まるで川田騎手をからかっているようだった。それでも「お嬢さん」とレディの扱いをしてくれる川田さんをリバティは好きだったに違いない。リンゴのホッペのリバティは「お嬢さん」と呼ばれ、嬉しくてレースも頑張れたはず。
リバティアイランドのおさげはまた「戦う女に飾りはいらない」という主張も感じる。鬣をオシャレに編み込む馬も多いが、最強の三冠牝馬にはオシャレは無用。このおさげで戦うのだと、何とも迫力をも感じさせるおさげだった。
リバティアイランドのおさげには彼女の愛嬌、素朴さ、強さが表れているようだった。
しかし昨日のリバティと川田さんの別れ際の写真はリバティのおさげが泣いているようで悲しかった。
いつかまた、リバティアイランドのおさげを微笑ましく見られる日が来ますように・・・
リバティアイランド、天国で元気に野山を駆け回ってね。
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