皐月賞を終えて
勝ったのは8番人気のディーマジェスティ
最近の皐月賞へのステップレースのトレンドである共同通信杯の勝ち馬
その共同通信杯はホープフルS取り消し後ということもあって6番人気
追って追ってやっと抜け出すという勝ち方から
「強い」というよりは「渋い」といった印象だった
蛯名騎手の「全てがうまくいった」とのことだが
坂を駆け上がる時の鋭い脚は正にディープ産駒のそれであり
10mもの強風という悪条件下でも力を出し切るメンタル面の強さも強調できる
ダービーでは今回の勝利がフロックでないことを証明できるか注目したい
2着は弥生賞の勝ち馬マカヒキ
想定通り後方からのレースで
4角も外々を回り上がり最速で駆け上がったが勝ち馬には届かず
うーん、正直言って弥生賞までの迫力ある走りとは違って見えたのは何故だろう
3着サトノダイヤモンドも同様
勝負所でリオンディーズから不利を受けたものの
きさらぎ賞までの底知れぬ強さは感じられず
休み明けもあったとのことだが、それにしても物足らなかった
なんだろう、この落胆感は
走破タイムも素晴らしかったし勝ち馬が強いのは間違いないんだけど
なんちゅーか、鳥肌が立つような叩き合いが見られると思っていただけに、肩透かし感満載
それは、やっぱりリオンディーズの走りに因るところが大?
ミルコの「戦略」だったとはいえ、無謀にも見えた1000m通過58秒4
強風によりペース判断が難しかったとはいえ
2歳チャンプが後続の餌食と化してしまった
しかも最後は寄れて降着…
こうなってしまった下地には
新馬戦や弥生賞で見せた走り、そして兄エピファネイアのJC圧勝
これらから「掛かっても勝てる」という血統的な幻想があったように思う
共同記者会見での角居師の発言に
「ミルコはリオンディーズの特徴を掴んでくれている」とあったが
これはその裏付けとも取ることができる
そして、ミルコの「アドマイヤダイオウも強い」発言
3強以外の馬名を聞いてもいないのに真顔で挙げるなど、普通では考えられない
真意をはかりかねるこの発言も
この時既に今回のレースをイメージしていたからなのか
しかしながら無謀と絶妙も紙一重
ミルコは勝つために行動を起こし
リオンディーズの最後の粘り腰には2歳チャンプとしての矜持を見た
果たして、ダービーではどんなドラマが待っているのか
「最も運のある馬が勝つ」といわれる東京優駿
さて、今年のダービー馬は…
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