秋競馬が始まればもう、牡馬牝馬それぞれ３歳クラシック最後の１冠に向けての前哨戦の時期となる。日曜日にはローズS、そして月曜にはセントライトだ。
　というわけで今回の【寝落ち】での予想コラムは、初の試みで2夜連続・両方のレースの検討をしてみたい。まずは日曜のローズS。

　「ホラホラ、今週は2レースのコラムにするんだってさ。だから無駄話は止めて、真剣な予想大会にしてみない？」と晴美ママ。
　山ちゃん「いいぜ、望むところだ！」
　浜サン「そうだね、それじゃぁ俺から行こうか。まず現3歳牝馬の評価だけども、去年のアーモンドアイみたいな化け物はいなくても、なかなかの粒揃いじゃないかな。ただそんな中で春時点での主な有力馬の動向をみると、まず桜花賞馬グランアレグリアが早々にクラシックロードを降りて、不可解なスプリント戦線に挑戦らしい。藤澤さんのやることはよく分からん(笑)。次にオークス馬ラヴズオンリーユー。こっちは蹄の調子が悪くて秋華賞はパスという話だから、俄然2歳時にツートップと言われたダノンファンタジーとクロノジェネシスにチャンスが回ってきたね。で、クロノは本番ぶっつけということで今回出てないから、ここは④ダノンにきっちり勝ってもらわないと。」
　山ちゃん「オークスでダノンに先着してる⑧ウィクトーリアもいるぜ？オークス前のトライアル重賞も勝ってる馬だし、オークスはフロックじゃねぇな。怖い1頭だぞ。」
　ママ「あとは、春シーズンから共に戦ってきた⑪ビーチサンバもいるわね。あ、これってアベチャンのお気に入りだわ(笑)！」
　浜サン「あとオークスに出てない、所謂〈上がり馬〉も何頭かいるけど、やっぱりクラシック経験組との力差はあるんじゃないかな。⑦アルティマとか⑫スイープとかが人気になるようなら当然それは嫌って、オークスに出走してた⑩シゲルピンクダイヤとか⑥シャドウディーヴァ、さらには①メイショウショウブの方が狙えると思うよ。」
　山ちゃん「俺も、特に今年のメスに関しては、穴人気になる上がり馬ってのは信用できねぇなぁ。浜さんに同意！」
　「あら、浜サンは同じオークス出走馬でもビーチサンバは評価しないの？」とママ。
　「ド惨敗だったからなぁ。もしかして早熟だったかもね。」と山ちゃん。
　浜サン「いやいや、言い忘れただけ(笑)。俺はビーチサンバも怖いと思うよ。ねぇアベチャン？」
　そうなのだ。結論を先にママに言われてしまったが、◎は⑪ビーチサンバで。春シーズンから何となく追いかけている馬で、上記の2強とかのトップグループにはいつも及ばずなんだけれど、トライアルレースの走りを見ていると実力は遜色ないはず。あの頃から馬体もメキメキ大きくなってパワフルになっていたし。オークスの惨敗は、あれは距離だろう。本質的にはマイル～2000がベストで、この秋の秋華賞をも狙える伏兵、いやいや主役として、引き続き注目していきたい。
単勝⑪、馬連およびワイド⑪－④⑧⑩⑥①