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桐生のあべっち
  
予想コラム [No.199] 10/6(日)京都11R京都大賞典
000 2019/10/04 23:24

 俺の知り合いにAという女性がいるのだが、この人、Xという高校で教師をしてる。そして彼女には高校3年になる息子aがおり、彼は母親の勤務する高校とは別のY高校に通っている。ここまでいいか?
 で、だ。この息子aがある日、母親Aにこう言ったそうだ。
 『俺の担任のB先生(女性)なんだけど~、俺と同い年の高3のセガレがいるんだってさ~。X高校だってよ~。…え、まだ気づかない?そいつ、母さんが担任してるクラスだぜ!』
 …状況判った?
 親が先生をしている子供からすると、自分の親が勤務している高校にはあえて行きたがらないというのは一般的だが、これはまた何とも珍しいケースがあるものだ。これって、B先生の家でも全く同じセリフを、息子のb君が言ってるんだろうな。
 山ちゃん「それ、普通は息子が気づくより先に、親同士が気づくだろうに。別々の高校とはいえ、同業者同士なんだしよ。」
 浜サン「どうかなぁ。学校の先生って、例えば同じ部活の顧問でよく練習試合してるとか、研修か何かでたまたま一緒だったとか、昔同じ学校で勤務していたとか、あるいは系列校同士で普段からの交流が盛んだとかじゃなければ、別の学校の先生の事なんて結構知らないし会ったことさえないって人多いんじゃないかな。」
 山ちゃん「ん~、でもさぁ、2人とも高校3年の息子がいる程の歳だろ?だったらそれまでのある程度の人脈で、それぞれ自分の息子が通ってる学校の情報なんかすぐ入ってくるんじゃね?」
 浜サン「まぁ、近いところどうしの学校ならそうかもね。でももしかしたら、すごく離れた学校どうしだったりして。他県とかね。」
 山ちゃん「えー、それは無いべ。そこまでの偶然は。…で、真相はどうなの、アベチャン?」
 それがまさに、浜サンの言うとおり、他県同士の高校なのだそうだ。群馬県在住のA先生は地元群馬のX高校に勤務だが、息子のa君はなぜか越境して埼玉のY高校に在籍。一方、埼玉県在住のB先生も地元埼玉のY高校に務めているが、息子のb君は越境して群馬のX高校に通学している。で、繰り返すが、a君の担任がB先生、b君の担任がA先生なのである。
 すると、ここまで黙っていた晴美ママがポツリとつぶやいた。
 「もしかして高校ってさ、三者面談ってあるんじゃない?進路相談とかさぁ。…ということは(笑)…それぞれの学校で、1回ずつ、両方の先生が会うわけね!担任と母親、立場が入れ替わって!」
 確かに!いやー、その光景、見てみたい~。いやいや、俺たち赤の他人どころじゃなく、当人達同士が笑っちゃうだろうね(笑)。
 さて京都大賞典。去年の菊花賞5着で頭角を現し、今年に入って日経新春杯を勝ち、春の天皇賞では勝ったフィエールマンと直線熾烈なデッドヒートの末の惜しい2着…といえば、言わずと知れたグローリーヴェイズ。戦績もまだわずか8戦、これからさらに強くなること請け合いである。ところでこの馬、美浦所属の関東馬なのだが、どういう訳か京都でばかり走っている。よほど関西の水が合うのか、それともたまたま距離適性も含めたローテーション的に適鞍が京都のレースばかりだったのか。よくわからないが、これって上記のa君b君みたいだ。親元(厩舎)を離れて元気に活躍してるって、何だか健気でいいよなぁ。

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