さぁいよいよ菊花賞。…しかし今年は、まずは皐月賞馬サートゥルナーリアがトライアル神戸新聞杯を圧勝したにもかかわらず、早々に菊戦線ではなく秋天狙い宣言。さらにダービー2着のダノンキングリーも秋天、じゃなくてマイルCSなのか。で、ご存じのように例のダービー馬はとっくに引退で、春のクラシック戦線を賑わわせたトップクラスの馬達が軒並み不参加。低レベルの残念なレースになってしまった。
浜サン「こりゃぁもう、ヴェロックスに勝って下さいと言わんばかりの一戦だね。」
山ちゃん「しかも、元々今年の3歳牡馬はそんなにレベル高くねぇしな。よくある、菊の3000mだからこその血統的穴候補って…いるのか、アベチャン?」
晴美ママ「あ、そうよそうよ。毎年菊花賞の時は、全頭診断とかで気合い入れて予想してるじゃない?今回もやってよ~。」
わかってるよー。じゃあ。
①ザダル
休み明け前走のセントライトは3着とまずまず。春の3連勝の力はダテではないことを証明した。この一叩きで気配も更に上昇すること間違いなし。ただし血統的には父トーセンラー×BMSミスプロ系。トーセンラー自身は長距離にも対応していたが産駒は短距離向きに出ているようで、3000mは厳しいか。
②ニシノデイジー
この世代の初期、2歳~3歳初頭まで他馬を牽引していた功労者。能力的にはまだまだこの年代では上位なのだろうが、やっぱり早熟傾向は否めない。血統的には父ハービンジャー×BMSアグタキで特に問題はない。勝浦をやっと降ろしてルメールに替えてきたのが光明となるか。
③カリボール
戦績的には「上がり馬」という扱いなのだろうが、一線級との対戦無し、2000m以上の経験が新馬戦だけでは。さらにBMSバクシンオーで鞍上藤井。残念でした。
④ユニコーンライオン
能力ヒエラルキー的には、次の⑥の下、っていうところ。春のトライアルにも顔を出していたし、その時はダメだったがその後連勝してここまで這い上がってきた。でもトップクラスを脅かすほどの底力は感じられないし、そもそも春にマイルのアーリントンとか使ってるのも意味不明。父ストームキャット~ヨハネスブルクの血だから3000mもまず無理でしょ。
⑤ワールドプレミア
春の肝心のクラシックシーズンを棒に振った、隠れトップクラス。潜在能力はヴェロックスに匹敵するものもある。ただし春の若葉Sでも前走の神戸新聞杯でもそのヴェロックスの後塵を拝し、まだ差はあるかなという感じ。血統的には父ディープ×BMSドイツ血統で問題なし。
⑥ディバインフォース
血統としてはなかなかいい(父ワークフォース×BMSゼンロブ)し、戦績も長距離に絞って戦わせている陣営の戦略も好感が持てる。ただ、如何せん馬自身の能力が2勝クラスレベルでは…
⑦ヒシゲッコウ
今回注目の上がり馬。戦績的にも穴党垂涎だろうし、血統も父ルーラーシップ×BMSファルブラブで全く問題ない。ただなぁ。他馬との比較とはいえちょっと前人気になりすぎで、こういう穴馬にしては過剰人気のヤツって殆ど来ないし。さらに今週の追い切りも全くグダグダだったらしいし。単勝15倍以上つくならちょっとだけ買ってもいいけど、それよりオッズ安くなるなら、切りかな。
⑧メロディーレーン
血統とか戦績云々以前に、いくらここ数戦長距離で楽勝しているとはいえ、340kg程度しかない極小牝馬が55kgも(!)背負って、しかも3000m。勝ち負けどころか果たして走り切れるのか?無理無理無理!!!ある意味拷問だよ…。
⑨ヴァンケドミンゴ
これも地味だが夏の上がり馬。血統も父ルーラー×BMSアグタキで問題なし。まぁ底力的に勝てるとは全く思わないが、あまりにも人気が無いようなら、3着あたりに滑り込むことを期待して3連系で押さえておくべきかも。
その2に続く。
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