誠に残念な事件だ。すでに様々なメディア報道、SNSによる多くの人たちの意見、YouTube等での動画が出回っているところだが、遅ればせながら不肖あべっちも拙論を述べさせていただきたい。
ちょっと長文になりそうなので、論点ごとに分けます。
①現行ルールの解釈について
これは言わずもがなで、レース開催日前日~当日の様々な直前情報(オッズ、馬の様子等)を騎手が外部の人間に提供することが不正行為に当たり、"その可能性をを防ぐため"に調整ルームに缶詰、通信機器は基本使用禁止となっている訳だ。
それを、外部との接触でなければスマホを使用して構わないと勝手に思ったのはプロとして失格。プロならば、ましてやデビュー間もない若手ならば、どういうケースならスマホを使用しても大丈夫なのかを採決委員なり先輩騎手に再確認するのが筋。それを「解釈の違いがあった」などと言い訳をしているのは話にならない。
②現行ルールは時代遅れとの意見に対して
今後見直していくことは世の流れからして必然だろうが、中高生の校則違反の言い訳と同じレベル。まず現行ルールがある以上、その意味を知り遵守するのは当たり前のことで、先にそれを破ったのは全く擁護できず、そんな子たちを「若いんだから仕方ない」「今の若い子達にとってスマホは生活の一部」的に庇う意見も論外。年齢関係なくレースに乗ってるプロなんだろ?
③女性騎手達のスマホ不正使用常習化について
もうしばらく前からずっとやっていたのは確定的。たまたまでは絶対ない。調整ルームが女子だけの閉ざされた空間であるのをいいことに、言い訳さえ用意しておいて確信的に使っていたのだろう。(ここからは推測だがおそらく古川・永島・今村のうちそういうズルいことに長けたタチの悪いのがいて、そいつが先陣を切ったのだ)
せっかく先人が苦労して勝ち取った女性騎手のためのルールや施設を、そういう悪事に利用した罪はかなり重い。
④藤田騎手が密告したとの意見について
JRA発表では目撃職員による通告とあり藤田騎手ではない。ただ仮に本当は藤田騎手が通告したのだとしても、それを面白半分に「後輩にハブにされてるのに憤慨し、又は自分に騎乗馬が回ってくるようにタレ込んだ」との書込には悲しくなる。この場合藤田騎手の行動が正義であることに何の異論があるのだろうか?
以下の対応が可能です。
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