若手が育たないのは外人のせいでも地方JKのせいでもありません。競馬というのは他のスポーツに比べても地域差が非常に大きく、ホームが圧倒的に有利です。
本来、これほど外国人JKにやられるはずがないのです。それは、日本人騎手が海外へ遠征した時の成績を見ればよく分かります。
日本の騎手育成の問題ははっきりしています。まず第一に、競馬学校入学の段階で人数を絞っているため人材の裾野が非常に狭い事。第二に、レースに乗る回数が少ない事。第三に、同じような指導を受けているせいか乗り方に多様性が無い事。
これらは全て外人JKの解放と地方/中央の騎手免許の統一で解決できます。『外人にばかりいい馬を乗せる』という中央騎手の愚痴が競馬ファンからイマイチ共感を得られないのも、彼らが既得権者である事を棚に上げているからだと思います。
地方JKや外人JKが常時乗るようになれば、短期的には割を食う騎手もいるでしょう。しかし、私はこれは長期的には良い事だと考えています。
現在の中央の若手と言うのは、ある意味で不遇です。
騎乗回数は限られ、先輩の大半が同じ学校の出身者、
それでいて誘惑と大金だけは手に入る。
才能と向上心がある若者の成長の機会を阻害しています。
10代の頃から地方や海外の名手達の技術に触れ、毎日のようにレースに乗って切磋琢磨し、その中の一握りの才能だけがトップジョッキーとして生き残る。そうなったらムーアやバルザローナが来たって全然怖くありません。
たとえ外人騎手や地方騎手をもう一度排除しようとしても、ファンに彼らの上手さが周知されてしまっていますから、白けられて人気低下を招くだけでしょう。
いくら過去を懐かしんでも意味がありません。今更昔には戻れないのです。ならば、どうしたら海外の騎手に負けない日本人JKを育てられるか本気で考えるべきだと思います。
もし記事にあるようにデムーロが中央で乗れるようになったなら、ますます地方の騎手が中央で乗れない理由がなくなります。ぜひ次は地方/中央の騎手免許の統一を!
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