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今年の2歳リーディング争いが面白い!③
301 2013/06/01 02:08

実はディープインパクトの1頭当賞金にはここ3年顕著な下落傾向が見えています。
(上記は2歳の獲得賞金であって、世代獲得賞金ではありません。念のため)

【1頭当賞金(ディープインパクト)】
2010年:725.7万円
2011年:615.7万円
2012年:562.7万円

これはディープ産駒の使い方が変わってきて重賞等の高額賞金レースを2歳時には
積極的に狙わなくなった事が大きいです。
おそらく今年も同様の傾向が続くと思われ、仮に2012年の1頭当賞金で獲得賞金を
計算し直すと49,036万円→43,556万円まで下落します。

さらにもう1点ディープには不安材料があります。
下記はディープ産駒全体に占める社台系生産馬の比率ですが、実は4世代目の今年の
2歳はこの比率が過去最低に近いです。

社台系生産馬/血統登録数(社台率)
1年目:77/147(52.4%)
2年目:93/159(58.5%)
3年目:88/117(75.2%)
4年目:72/134(53.7%)

3世代目は谷間と言われていましたが、社台率自体は過去最高でした。
一方、4世代目は3世代目ほどではないですがまだ産駒デビュー前の世代なので
超豪華繁殖とは行きません。

計算上の差が3000万程度なので、キンカメが1頭当賞金を27万円以上上積みできれば
数字上逆転が可能です。

頭数が非常に多いので過去3年間よりも1頭当賞金を上積みするのは簡単ではありませんが、
良質のサンデー牝馬をはじめとして今年のキンカメ産駒は良血馬が揃っているので
コディーノやアパパネのような馬がいれば2歳リーディングを奪還するのは十分可能で
あると考えます。

以上から、おそらく40,000万円~45,000万の間の争いになると思いますが、
個人的に今年の2歳リーディングは全く予想がつかず、非常に興味深いです。

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