神の領域を見た馬。
よくそういった表現で語られるサイレンススズカ。
10ハロンレースの半分を57秒で通過して府中の直線をさらに伸びて他馬を突き放す…
このペースで逃げ勝つ…そんな,まさに天馬のような馬がいるのか?
彼からの馬券は買ってませんでしたが,正直,そのような光景を目の当たりにできるのなら…
馬券とは無関係に見てみたい…買った馬券は観覧料でもいい。
そんな複雑な思いで迎えた大ケヤキ…
おそらく無事にゴールまで駆け抜けていたら,決して破られることのない,破格,そう,まさに破格のレコードタイムとともに,彼の名はレーシングプログラムに刻まれ続けたことでしょう。
しかし,神はそれを許さなかった。
神の領域を地上に体現しようとする天馬の存在を召し上げてしまった。
「沈黙の日曜日」
アナウンサーはその言葉をサイレンススズカの圧勝劇に用意してたのでしょうが,予想もしない形での吐露…悲鳴…そして沈黙…
未だにサイレンススズカは私にとって不可思議な馬です。
進化する高速馬場,死と隣り合わせのスピード競馬と言われてた日本競馬に対する神の警鐘だったのか,馬はここまで速くなれるとの啓示だったのか…
でも…できれば…あのスズカのペースで府中を逃げ勝つ馬を見てみたい。
トーセンジョーダンの144天皇賞のタイムを逃げて叩き出す馬。
決して…途中で神に召されずに,いや,神の召還を拒んで,堂々とウィナーズサークルに凛と立つ馬。
そのときこそ,スズカの存在があらためてみんなの心に蘇るはず。
矢の如き 放たれし君のその脚は 地を貫いて
天を突き刺す
合掌。
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