競馬歴31年以上といいましてもただ競馬を、ほとんどテレビ中継で見てきただけで何も知らないに等しいのです。
ひいきの馬を意識した最初はタニノムーティエでしょうか。あの大外を一挙に、風のように駆け抜ける速さに魅了されました。
それから、何頭かの馬に惹かれてきましたが、どの馬も追い込みの決め足を持った馬でした。
そうしてお気に入りの馬がターフを去ると、また新たな追い込み馬を見つけ出していましたが、ディープインパクトでとどめになりました。
もう新しい馬に出会おうとは望まなくなっています。あの馬にであってしまえばもう次はありません。
2006年にディープが引退して、私の競馬との関わりは消滅しました。新聞の競馬欄もテレビ中継も見なくなりました。興味がなかったのです。
それをもう一度、競馬の世界に引き戻してくれたのは4年前の手術入院で二人部屋で同室になった強烈なディープファンでした。
彼の圧倒的なディープへの入れこみに身震いするほどの衝撃を受けると同時に、彼がディープ産駒の出走を心待ちにしているのを知って、そうか、まだディープへの応援はできるのだと知ったからです。
ディープファンです。何が何でもディープです。よろしくお願いします。