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フィリーサイアー
2015/12/16 00:50

唐突ですが、メイショウサムソンがフィリーサイアーではないかという話があったので。
フィリーサイアーとはご存知の方も多かろうと思いますが、所謂「産駒の成績が優秀なのが牝馬に偏っている種牡馬」のことですね。
確かに、サムソンは現2歳世代を見ると、中央重賞初制覇が牝馬だったり、新馬の勝ち上がりに牝馬が多かったりと印象的ではあります。
ではと、獲得賞金順にソートしてみてみたところ、上位20頭では、牡馬12、牝馬7、セン馬1とどちらかといえば牡馬が優勢な結果が出ました。
まあ、なんせ2歳馬の傾向でしかないですしね、元々サムソン産駒は年が明けてから急に成績が良化して勝ち上がったりしますし、年が明けたら現2歳世代の牡馬の逆襲もありえるでしょう。

さて、他にフィリーサイアーと言われていた種牡馬はどうかというと、例えばディープインパクトは牡馬11、牝馬9とほぼ半々、クロフネにいたっては牡馬15、牝馬5と圧倒的に牡馬優勢です。

ディープの場合は、やはり代表産駒ジェンティルドンナのインパクトと、古馬G1戦線での活躍馬が牝馬に多いこと、また複数のG1を勝っているのが牝馬が多いことがフィリーサイアーのイメージに繋がっていそうです。
クロフネの場合は、上位20頭に入っている牝馬5頭のうち実に4頭がトップ5入りということから「特に活躍した産駒に牝馬が多い」ということが、フィリーサイアーという印象の原因でしょう。

というか、こうなると、そもそも獲得賞金順ソートではフィリーサイアーかどうかの判定には使えないのでは? という気もしてきますが――確かに、獲得賞金順位はあくまで、たくさんお金を稼いだ馬でしかないので、極論を言うと未勝利馬が1位になることもありえるのですが――一応、活躍した馬はお金を稼げるのは事実ですし、指標としては使えるかなと。

それに、フィリーサイアーとして特に有名なファルブラヴを見ると、牝馬16、セン馬4と圧倒的というか、純粋な牡馬が1頭も上位20位に入っていないという偏り。
流石にここまで極端なのは稀としても、やはり実績に偏りがあるなら賞金順にも影響が出るように思います。

そこで、ふと思ったのですが、ディープやクロフネって産駒のG1での活躍が、わりと短距離に寄っている気がします。
ディープ産駒のG1馬は全20頭で牡馬9頭、牝馬11頭。
クロフネ産駒のG1馬は全6頭で牡馬3頭、牝馬3頭。
とまあ、割合はほぼ同じです。
ディープとクロフネの牡馬は、それぞれ1頭ずつ障害G1馬がいますが、障害はちょっと特殊なので、除くと、クロフネ産駒には1600mよりも長い距離のG1勝ち馬がいません。
ディープ産駒も1600m超だと平地G1馬19頭中7頭にとどまります(しかも、大体半分が牝馬です)

なんとなくですが、マイルの牝馬G1が多いこともあって、マイルに強いというのは、牝馬の印象が強いとなりやすいんじゃないでしょうかね。
いや、実際に牝馬G1にマイルが多い関係上、牝馬の活躍馬自体も増えやすいというのはあるのでしょうが。

うん、他の事やりながら書いてるので、相変わらずとっちらかりましたが、結論としては、短距離に強い種牡馬はフィリーサイアーに見えやすいのではないかというお話。
え? ニホンピロウイナーは全然そう見えない? そう言われりゃそうですねえ。

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